記憶術の方法、手法、やり方
場所法
場所(実際にある場所でも、架空の場所でも良い)を思い浮かべ、そこに記憶したい対象を置く方法である。
記憶したい対象を空間的に配列する方法である。片手指法、両手指法、時計法などがある。
この方法は海馬にある場所ニューロンの特性を利用している。
場所ニューロンは名前のとおり、場所の記憶を司る。場所の記憶は動物にとって重要なため、長期記憶に保存されやすい性質を持っている。
その長所としては記憶の保持期間が他の記憶術と比較して著しく長いこと。
欠点としては、一つの場所にあまり多くの情報を詰め込みすぎると混乱をきたすため、わずかな情報しか入れられないということ。そのため、充分な情報を詰め込めるだけの場所の確保に手間がかかるということである。
片手指法
5の項目を片手の指に対応させて覚える方法である。
左手小指 → 1
左手薬指 → 2
左手中指 → 3
左手人差し指 → 4
左手親指 → 5
両手指法
10の項目を両手の指に対応させて覚える方法である。
左手小指 → 1
左手薬指 → 2
左手中指 → 3
左手人差し指 → 4
左手親指 → 5
右手親指 → 6
右手人差し指 → 7
右手中指 → 8
右手薬指 → 9
右手小指 → 10
時計法
12の項目を時計の文字盤に対応させて覚える方法である。
1時 → 1
2時 → 2
3時 → 3
4時 → 4
5時 → 5
6時 → 6
7時 → 7
8時 → 8
9時 → 9
10時 → 10
11時 → 11
12時 → 12